2016-11-25 塔4月号真中朋久選歌欄評に 塔掲載歌 中田明子 塔4月号真中朋久選歌欄評にとりあげていただきました。 ひらくよりなければ白き昼顔は秋の日射しに傷みつつ咲く /中田明子「塔」2016年2月号 初句からの平かな表記も効き、白き昼顔の弱々しい状態が浮かぶ。そうするしかないことが人間の日常にもあると思う。でも秋の日射しがさせば「傷みつつ」でも咲くのが花の使命だ。季節外れではあっても花はその命を全うする。白き昼顔に作者の心情が重なる。 (評・尾崎知子さん) ありがとうございました。