2016-11-25 塔8月号百葉集に 塔掲載歌 中田明子 塔8月号百葉集にとりあげていただきました。 画家は終わりをみていただろう絵の青の奥へ奥へと鳥のはばたく /中田明子「塔」2016年8月号 絵に描かれているのは、鳥が飛んでいる途中の空間だけである。しかし、画家の目は、鳥がどこへ飛び去っていくかを見ていただろうと想像している。絵に内蔵された時間を感じている歌。明るい儚さのようなものも伝わってくる。 (評・吉川宏志さん) ありがとうございました。