欅のみえる家から

中田明子(なかた あきこ)のブログ。心に響く短歌の備忘録。塔短歌会。〈西窓の欅の右へと日没の場所の移りて春が近づく〉

塔4月号真中朋久選歌欄評に

塔4月号真中朋久選歌欄評にとりあげていただきました。

ひらくよりなければ白き昼顔は秋の日射しに傷みつつ咲く 
/中田明子「塔」2016年2月号

初句からの平かな表記も効き、白き昼顔の弱々しい状態が浮かぶ。そうするしかないことが人間の日常にもあると思う。でも秋の日射しがさせば「傷みつつ」でも咲くのが花の使命だ。季節外れではあっても花はその命を全うする。白き昼顔に作者の心情が重なる。

(評・尾崎知子さん)
 
ありがとうございました。