江戸雪
江戸雪さんの第六歌集『昼の夢の終わり』について以前一首鑑賞でも取りあげたけれど、まだまだ書きたいことがあるのであらためて、、、。 この歌集で印象的なのは、表現の過剰さやことばへの負荷がなく、細やかな感情の襞を平明なことばで丁寧に掬いあげてい…
うとうとと夜空の窓を見ていた日ひとの身体は縫えるのだと知り/江戸雪『昼の夢の終わり』 あとがきを読むと作者は大きな手術をしたという。歌集には〈この夏は鈍感になろうこの夏がすぎたらひとつ臓器を喪くす〉という歌もある。この歌はその手術を終えたば…
江戸雪さんの第六歌集『昼の夢の終わり』について以前一首鑑賞でも取りあげたけれど、まだまだ書きたいことがあるのであらためて、、、。 この歌集で印象的なのは、表現の過剰さやことばへの負荷がなく、細やかな感情の襞を平明なことばで丁寧に掬いあげてい…
うとうとと夜空の窓を見ていた日ひとの身体は縫えるのだと知り/江戸雪『昼の夢の終わり』 あとがきを読むと作者は大きな手術をしたという。歌集には〈この夏は鈍感になろうこの夏がすぎたらひとつ臓器を喪くす〉という歌もある。この歌はその手術を終えたば…