欅のみえる家から

中田明子(なかた あきこ)のブログ。心に響く短歌の備忘録。塔短歌会。

2019-01-17から1日間の記事一覧

塔12月号より

君のなかの哀しみの量(かさ)わからない ときどき夜の床に落ちていて /前田康子 p5 近くで君を見ていても君は哀しみをさらけだしたりはしないのだけれど、不意にたとえば夜の床のようなところに、君の哀しみの欠けらだけが落ちていることに気づく作者。君の…