冬をしまふ器のあらば幾たびも数ふる夕べ雪となりたり /溝川清久 p17 「冬をしまふ器」とは不思議な表現です。冬の日の翳りを抱え込むような、深い器などを思い浮かべます。そんな器があるならばその器を何度も数えるのだといって、静謐な雰囲気があります…
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